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3/30【閉店】BOOK童夢みまき

BOOK童夢みまき 2012年3月30日(金)閉店

長野県東御市が運営する、書店と図書室の複合施設「BOOK童夢(どうむ)みまき」(同市大日向)の書店が3月30日に閉店する。約16年前、当時の同県北御牧村が開設し、県内初の「村の本屋さん」として親しまれたが、本の購入は伸び悩んでいた。4月以降は書店から子供向けの図書室に衣替えする予定だ。

 BOOK童夢みまきは、ドーム型の木造2階建て。書店は1階約100平方メートルで、児童書や絵本を中心に約9000冊をそろえる。2階約70平方メートルは蔵書約3000冊の図書室で、児童の学習スペースにもなっている。周辺に市立北御牧小学校や市北御牧総合支所があり、書店は保護者の迎えを待つ児童や、地域の高齢者の利用も多かった。

 北御牧村には書店や図書館がなかったため、同村は1996年、住民が本に触れる機会をつくろうと施設をオープン。自治体が運営する書店は当時、同県内で初めてだった。村は2004年、東部町と合併して東御市になったが、同市は施設の運営を引き継いだ。

 2階の図書室も含め利用者は1日30~40人。インターネットの普及や活字離れ、コンビニエンスストアの進出などで、書籍購入者は配達も含めて1日4、5人だった。市教育委員らの読書施設運営委員会は昨年5月、「書店を取り巻く環境が変化し、一定の役割を終えた」と、市に閉店を提言。市の関連条例案が12月定例会で議決され、閉店が決まった。

 市は4月以降、1階も図書室にする。小学校低学年、高学年など1、2階で蔵書を分類して活用することを検討しているが、書店で続けてきた配達はなくなる。

 山間部から週1回は書店を訪れている女性(71)は「本のにおいが心地よかった。閉店はさみしい」と話していた。
ソースはYOMIURI ONLINE

住所 〒389-0404 長野県東御市大日向353番地3
アクセス しなの鉄道田中駅から車で10分、上信越自動車道東部湯の丸ICから車で15分
営業時間 11:00~18:00
定休日 日曜日、祝日、年末年始(12月29日~1月3日)、臨時休館日(土曜日)
HP 東御市
備考



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