国内外で活躍を続ける美術家・千住博(せんじゅ ひろし)氏の作品を扱う文化施設「軽井沢千住博美術館」が2011年10月10日、長野・軽井沢にオープンする。妹島和世(せじま かずよ)氏とのユニット「SANAA(サナア)」として注目を集める西沢立衛(にしざわ りゅうえ)氏が建築を手掛けている。
千住氏は、1995年に開催された第46回ヴェネチア・ビエンナーレで東洋人として初めての名誉賞を受賞するなど、国内外で様々な創作活動を行う日本画家。「GUCCI(グッチ)」の90周年を祝う「時の贈りもの」-Gucci 90年のアーカイブ展-でも展覧会の監修を務めるなどその活動は多岐に渡っている。「軽井沢千住博美術館」は、1978年~2011年にかけて千住氏が制作した作品およそ100点が所蔵される予定となっており、軽井沢の土地を生かした新しい文化拠点として開館する。同館のオープンに際し、千住氏は「私はこの美術館を、豊かな自然に囲まれた避暑地でもあるこの場所だからこそあり得る、光あふれる、明るい美術館にしたいと思っています。その中で、私の作品を年代を追って、観ていただくことのできる、理想的な空間です。多くの方に観に来ていただいて、美しいものを観たなと、勇気が出てきた、生きる力が湧いてきた、新しい発見があった、そのような体験を、もしこの美術館でしていただけることが出来るのであれば、もうそれにまさる喜びはないですね」と語っている。
また、設計を担当した建築家・西沢立衛氏は、「人々は森の中を歩くようにいろいろな場をめぐり、各所に配された家具でくつろぎながら、千住さんの作品と対話したり、豊かな自然を感じたりすることができます。公園でもあり、同時にプライベートなリビングでもあるような、開かれた空間を目指しました」と「軽井沢千住博美術館」を制作するにあたりイメージしたことを述べている。
ソースは Fashionsnap.com
住所 | 長野県軽井沢町長倉塩沢815 |
電話番号 | 0267-46-6565 |
アクセス | 軽井沢駅(JR長野新幹線・しなの鉄道) 下車、タクシー約10分 中軽井沢駅(しなの鉄道)下車、タクシー約5分 上信越自動車道碓氷軽井沢インターチェンジより車で約15分 |
営業時間 | 9:30~17:00 火曜定休 7月-9月 9:30~18:00 無休 |
定休日 | ※冬期休館:12月26日より2月末日 |
HP | 軽井沢千住博美術館 |
備考 |