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8/14【閉店】一休軒本店

一休軒本店 2011年8月14日(日)閉店

 佐賀ラーメンの草分け的存在だった「一休軒本店」(佐賀市松原)。昭和30(1955)年から60年近く続いてきた老舗で、盆正月には帰省客が思い出を求めて並んだ。
大串博さん(64)の父・進さんが久留米ラーメンを独自に研究して佐賀風のラーメンに仕上げて創業。平成3年から博さんが2代目店主として切り盛りしてきた。
豚骨スープを時間をかけて煮込んであくを抜き、うま味だけを残して塩分、脂分とも極力控えめに仕上げた。麺は、やや太めのストレート麺。紅ショウガではなくコショウをかけて食べるのが「一休流」。メニューもラーメン以外は、おにぎりといなりずしだけ。
店内は厨房を囲んだL字カウンターと、奥にテーブル席が二つ。松原神社の境内がにぎわった時期と同じ、昭和40年前後にはカウンターの後ろや店外に常時、十数人の行列ができた。一日1200杯を売り上げたこともあったという。
8月14日。博さんは厨房に立ち、いつものようにラーメンを作った。客には閉店を告げず、静かにのれんを下ろした。翌日、店頭に閉店を知らせる張り紙をした。博さんは「父が築いた味をずっと追い求めてきた。開店以来、お客様にはごひいきしてもらいありがたかった。できるだけ早く体を治し、いつか店を再開させたい」と話した。
本店が閉まったとはいえ、進さんの元で修行し独立した、弟の高志さん(60)やいとこの本村敏光さん(68)が、それぞれ「一休軒さがラーメン」(同市若楠)、「一休軒鍋島店)(同市鍋島)としてのれんを守る。味と衛生を大切にしてきた一休軒の伝統は、これからも受け継がれていく。
ソースは佐賀新聞

住所 佐賀県佐賀市松原3-2-2
アクセス 佐賀駅バスセンターからバスで7分「佐嘉神社前」または「片田江」下車、徒歩2分
営業時間 11:30~21:00
定休日 月曜日(祝日の場合は翌日)
HP
備考



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