原発事故の影響で計画的避難区域に指定され、全住民の避難が進む福島県飯舘村で、全国でただ1つの村営の書店が、15日、閉店しました。
飯舘村では先月から全住民の避難が進められていて、村にある店舗が相次いで閉鎖されています。15日は、村に唯一ある書店「ほんの森いいたて」が閉店することになり、店には避難先からも住民が訪れて、注文していた本を受け取っていました。「ほんの森いいたて」は、平成7年に、当時、書店や図書館がなかった村が出資して、全国で唯一の村営の書店として開店しました。書店では、子どもたちのために絵本の読み聞かせを積極的に行ってきたほか、無料で本を配送するなど、多くの住民に親しまれてきました。避難先から本を取りに来た女性は「子どもが幼いころからこの書店を利用していました。店が閉店するのは残念です」と話していました。書店の高橋みほり副店長は「経営が苦しいのではなく、原発事故で店を閉めなければならないのが本当に悔しいです。いつか必ず戻ってきて、お客さんに会いたいです」と話していました。
ソースはNHKニュースweb
住所 | 福島県相馬郡飯舘村伊丹沢字580-1(飯舘村役場隣ビレッジハウス内) |
アクセス | 県道12号線そば |
営業時間 | 4~10月:午前10時00分~午後7時まで 11~3月:午前10時00分~午後6時15分まで |
定休日 | 毎週月曜日と年末年始 |
HP | 飯舘村 |
備考 |