43年間にわたって地元で親しまれてきた静岡市葵区七間町のそば屋「辨慶(べん・けい)」が31日、大みそかの営業を最後に閉店した。閉店を惜しむ客らが訪れ、用意した年越しそばは昼過ぎに売り切れ。午前と午後に2回来た人や、うどんとそばの両方を食べる人もおり、涙を浮かべた人もいた。
1968年に開店。人気メニューは店主の藤田雅司さん(68)が創作した「のっ平(ぺい)うどん」。のっぺい汁を参考にした野菜が多いあんかけだ。「ヘルシーだと女性に人気があった」
この日は富士市など市外からも客が来店。普段は1日約100食だが、約300食が完売した。最後の注文ものっ平(ぺい)うどんだった。
閉店の理由は、跡取りがいないことなどだという。藤田さんは「多くの人に惜しまれ、複雑な気持ち。でもやりきった」と晴れやか。今後は妻とともに趣味に力を注ぐという。ソースはasahi.com(寺尾佳恵)
住所 | 静岡県静岡市葵区七間町3-9 |
アクセス | JR東海道本線:静岡駅 |
営業時間 | 11:00~15:00 |
定休日 | 土曜 |
HP | |
備考 |